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The11+とは

サッカー選手向けの障害予防ウォームアッププログラムとして開発されました。
ランニングエクササイズ→筋力・プライオメトリクス・バランス→ランニングエクササイズの流れで構成されており、約20分で行えるようになっています。障害を60%程度に減少させたデータもあり、用具も必要なくフィールドで行える簡便なプログラムになっています。

以下FIFAホームページより引用
『国際サッカー連盟スポーツ医学委員会が作成した、サッカー選手向けの障害予防ウォームアッププログラムです。FIFA および F-MARC(FIFA Medical Assessment and Research Centre)は、グラス ルーツを含め、多くのサッカープレーヤーの外傷・障害予防のために、ウォーミン グアップトレーニング方法を開発しました。 当初は、「FIFA 11」として始まりましたが、FIFA および F-MARC は、より効果的に、より現場に導入しやすいトレーニング方法に改善したものが「FIFA 11+」です。 このトレーニング方法は、サッカー選手の体幹、ジャンプ、バランス能力を総合的 に高め、ACL(前十字靭帯)損傷や肉離れ等の障害予防を意図しており、特にジュ ニア期の選手や女子選手に有益なものです。 本編は3つのパートからなっており、徐々に心拍数をあげていくように構成されています。また、パート2は初級、中級、上級の3つに分かれ、レベルに合わせて取り 組めるようになっています。 道具を必要とせずにピッチ上でできるトレーニングなので、世界中どこでも採用されやすいようになっています。』

以下にエクササイズの一部を紹介します。

ベンチ
スタティック
開始姿勢:うつぶせになり、前腕で上体を支える。肘が肩の真下に来るようにする。
エクササイズ:上体、骨盤、脚を持ち上げ、体が頭から足まで一直線になるようにする。
       腹筋と殿筋に力を入れ、その姿勢を20-30秒間保持する。3セット。
重要:体をぐらつかせたり、丸めたりしない。臀部を上げすぎない。

アルタネイト・レッグ(片脚ずつ挙上)
開始姿勢:うつぶせになり、前腕で上体を支える。肘が肩の真下に来るようにする。
エクササイズ:上体、骨盤、脚を持ち上げ、体が頭から足まで一直線になるようにする。腹筋と殿筋に力を入れる。
脚を片方ずつ挙げ2秒間保持。40-60秒間続ける。3セット。
重要:体をぐらつかせたり、丸めたりしない。臀部を上げすぎない。骨盤を安定させ、横に傾かないようにする。

ワンレッグリフト&ホールド
開始姿勢:うつぶせになり、前腕で上体を支える。肘が肩の真下に来るようにする。
エクササイズ:上体、骨盤、脚を持ち上げ、体が頭から足まで一直線になるようにする。
       腹筋と殿筋に力を入れる。片脚を10-15cm地面から挙げ、その位置を20-30秒間保持。反対の脚も行う。3セット。
重要:体をぐらつかせたり、丸めたりしない。臀部を上げすぎない。骨盤を安定させ、横に傾かないようにする。

ハムストリングス
開始姿勢:膝立ち。超膝は肩幅。パートナーが両手で両足を地面にしっかりと固定する。
エクササイズ:頭から膝までをまっすぐに保ったまま、ゆっくりと前傾していく。それ以上姿勢を保てなくなったら、両手をついてやわらかく着地し、腕立ての姿勢をとる。3―5回。
重要:はじめはゆっくりと間を開けて行う。慣れてきたらスピードアップ。

シングルレッグスタンス パートナーと押し合い
開始姿勢:片足立ち。パートナーと腕の長さの距離で向かい合う。
エクササイズ:バランスを保ちながら、パートナーと交互に押し合い、バランスを崩させるようにする。30秒間続ける。反対の脚も行う。踵を挙げてつま先立ちで行うと難度を上げることが出来る。両脚2セット。
重要:膝を内側に入れない。骨盤を水平に保ち、横に傾けない。


スクワット+トー・レイズ(つま先立ち)
開始姿勢:両足を肩幅に開いて立つ。両手は腰。
エクササイズ:ゆっくりと股関節、膝関節、足関節を曲げ、膝が90度になるようにする。上体を前傾させる。上体、股関節、膝をまっすぐにして、つま先立ちになる。再びゆっくりと曲げ、今度は少し素早く立ち上がる。30秒間続ける。2セット。
重要:膝を曲げない。背をまっすぐにして、膝を曲げない。

垂直ジャンプ
開始姿勢:両足を肩幅に開いて立つ。両手は腰。
エクササイズ:ゆっくりと股関節、膝、足関節を曲げ、膝が90度になるようにする。上体を前傾させる。この姿勢を1秒間保持し、出来るだけ高くジャンプし、全身をまっすぐに伸ばす。足の拇指球でやわらかく着地する。30秒間続ける。2セット。

重要:両足でジャンプ。着地は両足の拇指球で、膝を曲げた状態で。

エクササイズにおける正しい膝の位置

11+の一部を紹介しましたが、スポーツではケガをしない体作りが非常に大切です。
障害予防などについてもリハビリ担当スタッフにお気軽にご相談ください。